本協会設立理由
科学技術が高度に発達した情報化社会に
暮らす現代人は、毎日の物質的・
享楽的生活の中で、自己を見失い、
将来に対する希望を持てず、
不安と恐怖を抱きながら
身もだえしながら必死で生きています。
このままでは個人も家庭も社会も
立ち行かなくなるとの危機感を持って、
教育の在り方を根本にまでさかのぼって
見直していかなければなりません。
すなわち、本心の願う自己実現、
幸福の追求と自分自身の理想、
繁栄の実現を期してたのむべきは、
「人間学・命学・教育」の力をおいて
他ないと確信し、強い使命感から、
本協会を設立しました。
今、1000年に一度の大変革期、
情報革命の時代とも言われています。
大きな変革が起こる時に必要なものは何でしょう?
ズバリ!「人間学」です!
「人間学が盛んにならなければ、
本当の文化は起こらない。
民族も国家も栄えない。」
安岡正篤
幕末の大きな変革期に活躍した人材を
輩出したのは、吉田松陰が開いた
松下村塾に代表される私塾でした。
松陰が教えたのも、「人間学」でした。
現代は、明治維新の頃と比べ、
はるかに物質的・経済的に豊かで、
快適な社会になっています。
しかしその陰で、未婚、晩婚、少子化、
ニート、自殺、うつ病、登校拒否や
「自信がない」「夢がない」
「希望がない」等の深刻なストレス社会と
なっているのは、なぜでしょう?
それは、明らかに「人間学」
「精神文化」が荒廃し、
「心の豊かさ」が欠如した結果です。
このような現状に、強い危機感を感じ、
この現実を、このまま見過ごすことができず、
「人間学・命学・教育」なら、
必ずこの現実を打開することが
できるという確信に至ったため、
この協会を立ち上げることになったのです。
時代背景
(この協会が必要とされている
時代背景)
世界の潮流を見ても、物質的に豊かに
なるにつれて、青少年の非行や犯罪の増加など
教育面での困難な状況が生じるという
現象は、多くの国に共通しています。
また、経済面での国際競争の激化、
情報革命の進展、知識社会の到来といった
大きな変化の中で、
教育が国民の未来や国の行く末を左右する
重要課題と認識されるようになってきています。
これらを背景に、各国において
「国家戦略としての教育改革」が
急速に進行しています。
(文部科学省 第一章 教育の課題と
今後の基本的方向について)
当法人は、これらを背景に、
その教育改革の一端を担うべく、
「知識教育」ではなく「人間教育」
「人格教育」「命学教育」を
進めてまいります。